山あいの里、高畑は壇の浦の合戦(1185年)で滅んだ平家の落人が隠れ住んでいたところと言われています。

平家塚は、その落人の墓と伝えられているもので、碑の横をさらに奥へ進むと、古い五輪塔六基ほかの墓石がひっそりと建てられています。また登り道の反対側にも二基、切通しの市道の向う側にも四基あり、どの墓も、すぐ前の青い海を丘の上からじっと眺めているようです。

ここは「平家薮」とも言われ、かってはここに一歩でも入ると、ふるいがつき、たたりがあると恐れられてきたそうですが、今は月一回地元の婦人たちの手で清掃され、香華が手向けられているとのことです。

 

所在地  下関市大字高畑(野久留米街道から600m)

交通   JR下関駅からバス18分「浜浦台」下車、徒歩15分

下関 I.Cから車で9分

問い合わせ 下関市観光振興課 083-231-1350